「サブ回線ってなに?」
「サブ回線を持つ意味は?」
「サブ回線があると料金が高くなる?」
サブ回線という言葉を聞いたことはあるけれど、どんなメリットがあるのか、料金はどれくらいかかるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

サブ回線は通信障害や災害の対策として有効です。
うまく利用すればメイン回線だけよりサブ回線を組み合わせた方が料金が安くなる場合もあります。
この記事ではおすすめのサブ回線を解説します。
サブ回線が必要な理由や、サブ回線選びの注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
\ トリプルキャリア対応 /
サブ回線が必要な理由


サブ回線が必要な最も大きな理由は、通信障害や災害発生時にもサブ回線があれば通信ができる可能性が上がるからです。
また、小容量プランやデータ専用プランを選んで組み合わせれば今よりスマホ料金が安くなる可能性もあります。
2つ電話番号があればビジネス用とプライベート用で使い分けられるのもメリットです。
1台のスマホで2つの回線を利用するデュアルSIMがおすすめですが、スマホを2台持ちしてサブ回線を利用する方法もあります。
通信障害や災害時の備えになる
絶対に通信障害を起こさないキャリアはありません。
2022年7月2日に発生したauの大規模通信障害は復旧まで1日半以上かかり、不便な思いをした人も多いでしょう。
筆者の知人でも、プライベート用にau、ビジネス用にUQモバイルを契約している人がいましたが、どちらもau回線なので両方とも使えなくなりました。
異なるキャリアの回線を持っていればこのような事態には陥りません。
通信障害だけでなく、災害時も電話や通信はつながりづらくなるので、2つのキャリアを使える方がつながる確率は上がります。


通信費の節約になる場合がある
回線を2つ契約しても、必ずしも通信費が高くなるわけではありません。
サブ回線は音声SIMではなくデータ専用SIMを選んだり、格安SIMの中でも料金が安い小容量のプランを選ぶなど、工夫すれば今より通信費が安くなる可能性があります。
例えば楽天モバイルで5GB使った場合と、楽天モバイルは3GB未満に抑え、IIJmioのデータeSIMの2GBプランを併用した場合ではデュアルSIMにした方が料金が安くなります。
楽天モバイル のみ | 楽天モバイル + IIJmio データeSIM | |
---|---|---|
楽天モバイル | 5GB:2,178円 | 3GB:1,078円 |
IIJmio | – | 2GB:440円 |
合計金額 | 2,178円 | 1,518円 |



筆者も音声SIMのpovoとデータ通信用にIIJmioのデータeSIM2GBをデュアルSIMにして、月々440円で運用しています。


ビジネス用とプライベート用の電話番号を分けられる
音声SIMを2回線持てば、ビジネス用とプライベート用の電話番号を分けられます。
自分が何年も使ってきたプライベート用の電話番号を仕事関係の人に教えたくない場合などにおすすめです。
ビジネス用のSIMはかけ放題をつけてデータ容量は少なめ、プライベート用のSIMはデータ容量多めなど使い方に合ったプランを選びましょう。
サブ回線選びの注意点
通信障害や災害時の対策としてサブ回線を持つなら、必ずメイン回線とは異なるキャリアを選びましょう。
1台のスマホでデュアルSIMにするなら、eSIM対応端末やSIMスロットが2つある端末を用意する必要があります。
また、デュアルSIMの場合はSIMの設定を誤らないように気を付けてください。
キャリアを分けないと障害・災害対策にならない
キャリア | サブブランド | オンライン 専用プラン | 格安SIM |
---|---|---|---|
![]() ![]() | – | ahamo | 日本通信 y.uモバイル IIJmio NUROモバイル mineoなど |
![]() ![]() | UQモバイル | povo | IIJmio NUROモバイル mineoなど |
![]() ![]() | ワイモバイル | LINEMO | NUROモバイル mineoなど |
通信障害や災害時の備えとしてサブ回線を持つなら、必ずメイン回線とは異なるキャリアを選びましょう。
例えば、povoとUQモバイルを契約しても、どちらもau回線なので通信障害時に両方とも使えなくなります。



NUROモバイルやmineoは大手3キャリアから回線を選べるので、メイン回線とは別の回線を選べます。
eSIM・デュアルSIM対応端末が必要
1台のスマホでデュアルSIMにするなら、eSIM対応端末またはSIMスロットが2つある端末が必要ですが、SIMスロットが2つある端末は少ないのが現状です。
デュアルSIMのうちどちらかはeSIMにするのが一般的ですが、y.uモバイルなど一部の格安SIMはeSIMに対応していません。
▼eSIM非対応の主な事業者一覧
- y.uモバイル
- LIBMO
- QTモバイル
- エキサイトモバイル
- NifMo
- DTI SIM
- TONEモバイル
eSIM対応状況を必ず確認しましょう。
安い料金プランを選ぶ
サブ回線は通信障害や災害時の非常用やデータの補助が目的なので、安い料金プランを選びましょう。
あまり使わないのに高額なプランを選ぶのは本末転倒です。
SIMの設定ミスに注意
デュアルSIMでは音声通話用の回線とモバイルデータ通信の回線を別々に設定できますが、設定ミスには注意が必要です。
たとえば、かけ放題オプションをつけているSIMを音声通話のデフォルト回線に設定していなかったり、データ容量が少ないサブ回線をモバイルデータ通信の回線にしてしまうと、思わぬ通信料金が発生したり、通信制限がかかる可能性があります。
「モバイルデータ通信の自動切り替え」機能をオンにしておけば、通信障害や災害時などで一方のSIMの通信状態が悪くなった際に、自動的にもう一方のSIMに切り替わるため安心して利用できます。


設定アプリを開き、「モバイル通信」をタップします。


「モバイルデータ通信」をタップし、下にある「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにすると、電波状況に応じて回線の切り替えを行います。
サブ回線におすすめの格安SIM
楽天ポイントでスマホ代を実質無料にしたいなら楽天モバイル、サブ回線の維持費を安く抑えたい人ならpovoがおすすめです。
それぞれ料金プランが複数あったり、段階的に料金が変化したりしますが、サブ回線はなるべく安く維持するように心がけましょう。
mineoは回線を3キャリアから選べるので、メイン回線とかぶる心配がありません。



必ずメイン回線とは異なるキャリアの回線を選んでくださいね。
楽天モバイル|メインにもサブにも使える


楽天モバイルは自社の楽天回線を使用しているので、メインSIMと被らないのがメリットです。
3GB未満なら1,078円で利用でき、家族割やこども割、シニア割を適用させればさらに安くなります。
Rakuten Linkアプリで発信すれば国内通話が無料になるのも魅力です。
楽天モバイルを契約しているとSPUが上がるため、楽天市場の利用が多い人は楽天ポイントが貯まりやすくなり楽天経済圏を利用したい人におすすめです。
楽天ポイントは期間限定ポイントもスマホ料金の支払いに使えるので、ポイントだけでスマホ料金を支払うことも可能です。



筆者も3GB未満&家族割で971円のところ、全てポイントで支払って実質無料で使っています。
20GB超過後は3,278円でデータ無制限なので、メイン回線として使うのもおすすめです。
\楽天ポイントもらえる /
povo|基本料金0円


povoは、メイン回線がau以外の人がとりあえずサブ回線を持ちたい場合におすすめです。
基本料金0円なので、利用しなければ支払いは発生しません。
ただし、180日以上トッピング未購入だと強制解約されるので注意しましょう。
最低でも半年ごとにトッピング購入は必要ですが、それを踏まえても格安でサブ回線を持てるのが大きなメリットです。
常設トッピングなら6時間データ使い放題250円が最も安いですが、期間限定トッピングでさらに安いものが出る場合もあります。



回線維持のため、筆者は先日期間限定で提供されていた100円のpovoガチャを購入しました。
\ 基本料金0円 /
IIJmio|データeSIMがお得


IIJmioは音声SIMの料金も安いですが、特にデータeSIMが割安でおすすめです。
IIJmioの音声SIMとSMSつきデータSIMはドコモとauの2つの回線から選べますが、データeSIMはドコモ回線のみなので注意してください。
電話番号が不要でメイン回線がドコモ以外なら、IIJmioのデータeSIMを選びましょう。
IIJmioなら余ったデータ容量を翌月まで繰り越せるので、2GBのプランでも普段使わずに繰り越していれば、いざという時に4GB使えます。
\ データeSIMがお得 /
mineo|回線を選べる


mineoはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応しているため、必ずメイン回線と異なる回線を契約できるのが一番のメリットです。
データ容量で選ぶマイピタの他に、最大通信速度で選ぶマイそくがあります。
マイそくスーパーライトは最大32kbpsと超低速ですが月額250円と格安で利用でき、1回198円の24時間データ使い放題オプションを購入すれば高速通信も可能なので非常時も安心です。
ただし、ソフトバンク回線のみeSIMに非対応なので注意しましょう。



mineoのソフトバンク回線を使いたいなら、メイン回線をeSIMにする必要があります。
dinomoシムスバはmineoと提携して事務手数料無料キャンペーンを実施しています。
下のリンクから申し込むだけで特典が適用されるので、エントリーコード等の入力は不要です。
\ 事務手数料無料/
お試し200MBコース・マイそくスーパーライトは対象外
LINEMO|LINEアプリのデータ消費なし


LINEMOはLINEでのメッセージやLINE通話が多い人におすすめです。
LINEで写真や動画を送信する場合もデータを消費しないので、外出時でも気兼ねなく利用できます。
月額990円から使えますが、LINEMOベストプランは段階制のプランなので、3GBを超えると10GBまで2,090円となりサブ回線としては割高になるのがデメリットです。
Androidは設定アプリからデータ使用量の上限を設定できますが、iPhoneの場合はこまめに確認して3GBを超えないように気を付けるしかありません。
LINEMOならLINEアプリから現在のデータ使用量を確認できるのでぜひ利用しましょう。
また、LINEMOは通信品質が高いのでメイン回線として利用するのもおすすめです。



筆者も1年以上LINEMOをメイン回線にしていましたが、どこでも高速通信が可能でとても快適でした。
\ LINEデータ消費ゼロ /
dinomoはトリプルキャリアに対応している


dinomoは1つのSIMで3つの回線が使えるユニークなサービスです。
音声通話はドコモ回線、データ通信は楽天回線で、楽天回線がつながらない場合はau回線を使えます。
通信障害や災害時にも強く、3つの回線が使えるのでカバーしているエリアも広いのがメリットです。
通常、デュアルSIMにする場合は2つの回線をそれぞれ契約しなければならず手間がかかりますが、dinomoなら一回の契約で済むので手軽にサブ回線を契約できます。
サブ回線によくある質問
サブ回線によくある質問によくある質問の情報をまとめました。
- サブ回線はどうして必要なの?
通信障害や災害が起きた際、サブ回線があれば通信ができる可能性が上がります。また、ビジネス用とプライベート用の電話番号を分けることで、仕事関係の人にプライベート用の電話番号を教えずに済むというメリットもあります。
- サブ回線を契約すると料金は高くなる?
現在は格安SIMやオンライン専用プランなど安いプランが数多くあるため、うまく組み合わせれば現在よりもスマホ料金が安くなる可能性があります。サブ回線には必要最低限のデータ容量のプランを選んだり、データ専用プランを利用するなど工夫しましょう。
- サブ回線選びの注意点は?
最も注意すべき点は、メイン回線とは異なるキャリアを持つことです。メイン回線とサブ回線が同じキャリアだと、通信障害時にどちらも使えずサブ回線を持つ意味がなくなります。また、1台のスマホでデュアルSIMにするなら、eSIM対応端末が必要です。
- サブ回線におすすめの格安SIMは?
どの回線とも被らない楽天モバイル、基本料金0円のpovo、データeSIMがお得なIIJmio、3キャリアから好きな回線を選べるmineo、LINEがギガフリーで使えるLINEMOがサブ回線におすすめです。
- dinomoはどうして災害時に強いの?
dinomoは1つのSIMでドコモ、楽天、auの3つの回線が使えるため、1つの回線がつながらなくなっても他の2回線で通信できます。災害時にはどの回線がつながらなくなるかはわからないので、複数の回線を日頃から備えられるdinomoは災害時にも安心です。
まとめ
最後に、おすすめのサブ回線をおさらいしましょう。
- サブ回線は通信障害や災害時の対策として有効
- メイン回線とは異なるキャリアを選ぶ必要がある
- うまく組み合わせれば今よりスマホ料金が安くなる場合もある
- dinomoならトリプルキャリア対応なのでサブ回線いらず
スマホは生活に欠かせないものなので、通信障害や災害時に使えなくなると困るのは容易に想像できると思います。
少しでもリスクを抑えるために、メイン回線とは異なる回線かつ料金の安いサブ回線を導入しましょう。



dinomoなら3つの回線が使えるので安心ですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。